共用装置
第9回 北海道大学 微小部・表面分析研究ユーザーズミーティングを開催いたします
工学研究院の共同利用施設では、表面・微小領域分析装置の一般開放を行っております。装置はいずれも試料評価への強力なツールとなりますが、実際に使用する際には各装置の分析法の特徴を理解し、適切な選択を行うことが非常に重要となります。観察・分析技術の向上を目指し、ユーザーの皆様と施設職員の間で「材料分析に関するテクニカルな情報の共有化」を目的として、本ユーザーズミーティングを開催致します。詳細はこちら
会場
フロンティア応用科学研究棟2階セミナー室
日時
2025年5月22日(木)10:30 ~ 17:00
参加費
無料
参加方法
事前の申し込みは不要。オンライン(ZOOM)でも参加可能。ハイブリッド形式での開催です。
セミナー内容
<ユーザーズ講演>
10:35~10:50 「CO2メタネーション用Ni触媒にAg2CO3を混合した際の効果と表面状態の変化」
北海道大学大学院工学研究院修士1年竹内航平
10:50~11:05 「EBSD法によるTi3SiC2の結晶配向評価と変形挙動解析」
北海道大学大学院工学研究院博士1年清英一
<テクニカル講演1>
11:05~12:00 「ナノマテリアルにおける電子顕微鏡前処理技術の進化-最新断面加工装置による観察事例の紹介-」
メイワフォーシス株式会社古瀬光明氏
昼休憩(12:00~13:00)
<ユーザーズ招待講演>
13:00~13:40 「ARIM微細加工/分析装置によって加速する核融合材料・光学材料研究」
自然科学研究機構核融合科学研究所・准教授上原日和先生
<テクニカル講演2>
13:40~14:25 「EPMA-SXES(軟X線発光分光器)の御紹介-基本原理と活用事例-」
日本電子株式会社高倉優氏
休憩(15分間)
14:40~15:15 「EDSの基礎と定量分析のコツ」(オンライン)
日本電子株式会社溜池あかね氏
15:15~16:10 「TEMの原理からJEM-ARM200F NEOARMの特長まで」(オンライン)
日本電子株式会社遠藤徳明氏
休憩(15分間)
16:25~17:00 「オージェ電子分光法の基礎とアプリケーション」
日本電子株式会社鍋島冬樹氏
主催
北海道大学工学研究院共同利用施設複合量子ビーム超高圧顕微解析研究室、
光電子分光分析研究室、ナノ・マイクロマテリアル分析研究室
共催
文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)事業北海道大学・計測横断技術領域
協賛
日本金属学会北海道支部、日本鉄鋼協会北海道支部、日本分析化学会北海道支部、
日本顕微鏡学会北海道支部、日本電子株式会社、メイワフォーシス株式会社、XPSコミュニティー
令和7年度試行的利用制度受付開始のお知らせ
文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM)では、我が国のマテリアル革新力の一層の強化を目的に、最先端設備の共用、高度専門技術者による技術支援に加え、設備利用に伴って創出されるマテリアルデータの利活用の促進を行っております。本制度では、イノベーション創出のための新しい芽の発掘や独創的な研究開発に取り組んでおられる研究者や研究グループに共用設備をご利用いただき、我が国のマテリアル革新力の一層の強化を図るために、共用設備の利用の補助(利用料金と支援機関への旅費の一部)を行います。また、支援機関におかれましては、新規の共用設備の利用者の拡大に、ご活用ください。
お問い合わせはmaterial-dx(at)cris.hokudai.ac.jpへご連絡をお願いいたします。
※(at)を@(半角)に変えて下さい
申請条件(ご利用には審査があります)
以下の条件を満たす研究者であること
利用する支援機関以外の研究機関等に所属する利用課題の代表者(筆頭研究者)で、これまでARIM事業による共用設備の利用経験がなく、申請される利用課題により、今後もARIM事業の利用につながる可能性があると見込める以下研究者。
A)大学・研究開発法人など公的研究機関において、運営費交付金や科研費などの研究費を自身の権限で管理・執行する研究者。ただし、次のいずれかに該当する申請の場合は、原則認められません。
①研究費を自身の権限で管理・執行できない学生などによる代理申請。
②申請者の所属する研究室が、過去ARIM事業による共用設備の利用がある。
B)資本金の額または出資の総額が3億円以下、もしくは従業員数が300名以下の中小企業の研究者。ただし、次のいずれかに該当する企業からは、原則として申請を認めない。
①ARIM事業による共用設備の利用がある。
②発行済株式の総数又は出資金額の総額の2分の1以上を同一の大企業が所有する。
③発行済株式の総数又は出資金額の総額の3分の2以上を大企業が所有する。
④大企業の役員又は職員を兼ねている者が、役員総数の2分の1以上を占める。
なお、大規模な災害など研究活動が著しく阻害される状況が発生した場合には、その地域の研究者に対し支援が検討される場合がある。
利用形態
ARIM事業における利用形態のうち、機器利用、技術補助または技術代行のいずれかで、かつ、共用設備の利用により創出されるデータの提供に同意(*)するものに限る。
(*)支援結果の成否に関わらず、利用した機器より得られたデータはご提供いただきます。ただし、ご提供頂くデータの範囲については支援機関により異なります。
その他条件
1)ARIM事業の業務従事者は申請することはできない。
2)目的が同一である利用課題であっても、複数の支援機関の共用設備を利用する場合は複数件の応募を可能とする。ただし、申請額総額の上限は下記の補助金額とする。
3)旅費につきましては、NIMSの旅費規程に従い支出されます
補助金額
本制度による補助の対象は、支援機関におけるARIM事業に登録した共用設備の利用料金であるが、遠隔地(鉄道による移動距離で100㎞以上を伴うものに限る)からの移動を必要とする場合は旅費も補助の対象とする。また、補助金額は申請1件につき税込み20万円を上限とするが、これは利用料金および旅費の見積もり額の合計であり、このうち、旅費については5万円を上限とする。
注1)補助金額の上限が税込み20万円であって、利用課題の総利用額が20万円を超えたとしても、利用者の自己負担等により賄う場合には問題ない。ただし、申請書の経費内訳には税込み20万円以内となる見積もりを記載すること。
注2)同一の利用者が複数件の課題を申請することは可能だが、補助金額の合計は税込み20万円を上限とする。
注3)旅費の補助については、国立研究開発法人物質・材料研究機構の旅費規程に従って支給する。
申請方法
(1)利用者が利用を希望する共用設備を管理する支援機関と具体的な利用内容を相談し、支援機関が申請条件等に合致すると認める場合、利用者は別紙様式1を用いて、マテリアル先端リサーチインフラセンターハブ試行的利用事務局(arim-trial_use@nims.go.jp)宛に申請書を提出すること。なお、試行的利用課題として承認される前に利用が開始された場合は補助の対象としないので、注意すること。
(2)利用課題の申請時期は随時可能であるが、おおむね令和7年2月末日を提出期限とする。ただし、令和6年度の日付の請求書が発行できることが条件となるため、請求書の発行については支援機関に確認すること。なお、3月の日付の請求書の場合、翌年度の支払いとなる場合がある。
(3)補助の可否は申請順に判断することとしており、本制度に係る予算の総額に達した場合は、上記の提出期限以前でも募集を終了する場合がある。
- R7年度 試行的利用実施要領 [PDF形式/510.39KB]
- 【別紙様式1】 令和7年度 試行的利用課題申請書 [WORD形式/35.02KB]
採択通知
申請のあった利用課題については、横断技術領域責任者および運営機構業務実施者による審査を行う。審査期間はおおむね2週間程度を予定しているが、多数の申請が同一期間にあった場合は、審査期間が延長する場合がある。
採否通知はマテリアル先端リサーチインフラセンターハブ試行的利用事務局より、申請者および支援機関代表者宛に通知する。
利用終了後の手続き
(1)利用者は、速やかに別紙様式2を用いて実施報告書をマテリアル先端リサーチインフラセンターハブ試行的利用事務局(arim-trial_use@nims.go.jp)宛に提出すること。なお、本制度に基づく実施報告書はARIM事業の利用報告書とはみなされないので、注意すること。
(2)支援機関は、利用実績に基づいて算出して請求書を作成し、マテリアル先端リサーチインフラセンターハブ試行的利用事務局(arim-trial_use@nims.go.jp)宛てに請求すること。なお、研究の進展等により利用料金が当初の見積もりと異なる場合には、金額の増減に関わらず、「経費内訳変更理由書」を提出すること。ただし、補助金額は税込み20万円が上限であることは変わらないことから、請求書の作成時に注意すること。センターハブは請求書に基づいて支援機関に支払いを行う。
(3)利用計画によって支払いを複数回に分けて行う必要がある場合には、支援機関はマテリアル先端リサーチインフラセンターハブ試行的利用事務局(arim-trial_use@nims.go.jp)に連絡し、具体的な方法について合意を得ること。
(4)申請伴って提供された個人情報については、本制度を運用するために必要な範囲においてのみ利用される。ただし、採択された利用課題に係る申請者の氏名、所属機関、支援機関担当者氏名、申請課題名等が利用報告書とともに公開されることについては、その他のARIM利用課題と同一である。
令和7年度学生研修プログラムの参加を募集いたします
1. 開催趣旨
次世代の研究者・技術者の育成支援強化のひとつとして、大学生、大学院生、高専生を対象にマテリアル先端リサーチインフラの先端的な施設を利用した「学生研修プログラム」を実施します。このプログラムでは、革新的マテリアルに関連する研究・開発への興味を深めるとともに、最先端装置に関する技術を体験することを目的としております。
本プログラムの研修先は「マテリアル先端リサーチインフラ」に参画しているハブ・スポーク機関(注1を参照)です。このプログラムでは、革新的マテリアルに係る最先端の設備・機器の仕組みや原理を理解するとともに、日本の第一線の研究者、技術者の指導による現地研修を行っていただきます。研修修了後には、プログラムに参加した研修生、ホスト機関の研究者・技術者が会した成果発表会を開催いたします(旅費助成を受けた学生は参加必須、それ以外は参加任意)。
参加者は、大学・研究機関の最先端研究施設の利用を体験することで、本事業が推進する研究施設の共用化に対する理解を深めるとともに、研究者・技術者・他の参加者との交流を通じて今後の研究開発を進める上での人材ネットワークを形成することが期待されています。
2. 内容・日時・場所
現地研修は3日間~7日間で、研修テーマにより異なります。詳細は「学生研修プログラムリスト」をご参照ください。成果発表会は、令和7年9月中旬~下旬に、つくば国際会議場(オンライン併用)にて開催予定です。
3. 募集定員
プログラム数 48 各プログラムにつき定員1~5名
旅費助成対象 30名程度(予定)
選考委員会にて審査し、6月中旬頃に選考結果をE-mailにてお知らせします。
4. 募集対象
国内の大学・大学院・高専に在籍する学生。*
過去にこのプログラムへ参加した経験がある者も、応募を受け付けます。
*各プログラムの募集対象要件は「学生研修プログラムリスト」にある各プログラムの対象要件を参照してください。参加に際しては、所属学校における本プログラムへの参加の了解や、必要に応じて傷害保険に加入するなど補償等の措置が必要です。
5. 受講料
無料
6. 旅費等
原則、自己負担となりますが、参加促進のため、旅費(宿泊費及び往復の交通費) **を助成する制度を設けています。応募時に、旅費助成の希望を承ります。助成対象者は、応募書類(希望動機、希望理由など)をもとに審査の上決定されます。***助成対象から漏れた場合でも、自己負担でご参加いただけます。
** :旅費は国立研究開発法人物質・材料研究機構における旅費規程に則り支給します。
*** :助成対象となった参加者は、成果発表会への参加が必須となります。(成果発表会への参加旅費も助成いたします。)
7. 応募について
(1)応募方法:応募申込書(メールフォーム)に必要事項を記入の上、ご応募ください。
※送信後の申込内容の修正はできません。記載内容の変更や修正がある場合は、新規に入力・送信してください。
(複数の申込がある場合、最新の日付の応募申込書を受理いたします。)
(2)応募受付期間:令和7年4月1日~令和7年5月31日 (必着)
※令和7年5月31日を過ぎると入力できなくなりますのでご留意ください。
(3)結果通知:選考委員会にて審査し、6月中旬頃に選考結果(助成有無)をE-mailにてお知らせします。
8. 研修の報告
(1)成果発表会での研修報告(旅費助成対象者は必須)
現地研修終了後、ホスト機関の研究者・技術者等が参加する成果発表会において研修報告(プレゼンテーション及びポスター
発表)を行っていただきます。
日時:令和7年9月中旬~下旬 予定
場所:つくば国際会議場(オンライン併用) 予定
(2)報告書(参加者全員)
所定の様式にて報告書を提出いただきます。
9. 問い合わせ先
マテリアル先端リサーチインフラ 学生研修プログラム事務局
(国立研究開発法人物質・材料研究機構 ARIMセンターハブ運営室内)
E-mail:NPF_koubo[AT]nims.go.jp [AT]を@に書き換えてください。
電話: 029-859-2777(平日:9:00-12:00, 13:00-17:00)
2025/3/31 北大ARIMホームページ、学外アクセスの復旧について
3月上旬より、学内システムの入れ替えにより、学外からのアクセスに制限がかかっておりましたが、本日より復旧いたしました。
大変ご迷惑をおかけいたしました。
令和7年度ARIM課題申請受付のご案内
令和7年度のARIM課題申請を2025年3月1日より受け付けます。
ARIM課題申請は年度ごとに必要であり、2025年4月1日以降に北大ARIMの装置をご利用頂くには令和7年度の支援課題申請書を提出して頂く必要となります。令和7年度用の支援課題申請書は添付の様式にご記入いただき、下記までご提出ください。
ご提出先 : material-dx@cris.hokudai.ac.jp
*~ 電子科学研究所クリーンルーム(創成棟1F)の継続利用について ~*
電子科学研究所のクリーンルームをご利用の方で次年度も継続してご利用される場合はGFC総合システムでの継続利用申請が必要となります。下記リンクより手続きをお願い致します。
https://www.gfc.hokudai.ac.jp/system/openfacility/instruments/1582
次年度もクリーンルームを継続利用される場合は2025/3/31(月)までに「(継続)利用申請」をお願いします。期日までに利用申請が無いユーザについては保管しているクリーンウェアおよびインジケータを撤去いたします。
*~ そのほか今年度課題に関する提出期限についてのお知らせ ~*
先日ご案内させて頂きました今年度(令和6年度)申請課題の利用報告書のご提出およびデータ登録の期限を再度ご案内致します。ご提出がお済でない方は期限までの提出をお願い致します。
令和6年度 ARIM利用報告書 : *3月28日(金)*
発表・報告等の成果情報 : *3月28日(金)*
令和6年度ARIMデータ登録 : *2月28日(金)*
_*データ登録の期限は来週末と迫っております*_。データ登録を行う際には事前にデータセット開設を行う必要がありますが、開設には2日程度必要となります。データ提供「有」で申請された方は、お早めに下記フォームよりデータセット開設申込を行い、登録されるデータのご準備をお願い致します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeFzmIAva2beVfcVjOB3G89H_1kjMVLfWa_PA8Ez6vqbVhT0w/viewform
以下は参考情報です。
<ARIM事業 ホームページ>
<料金表・規定等>
<データ提供について>
<利用報告書について>
https://nanonet.mext.go.jp/user_report.php
※利用報告書(WEBフォーム入力)とアンケート回答のお願いしております。
※WEB公開となります。
※知財等の理由により、公開を2年遅らせることができます。